福岡県ジュニアサッカー少年死亡事故(3)
スポーツペアレンツジャパンからいくつか質問をさせていただきました。
Q:息子さんの、死因はなんだったでしょうか?
A:致死性不整脈、蘇生後低酸素脳症です。
Q: 倒れた時の原因は、心室細動、だったのでしょうか?
A:心室細動です。救急車がくるまで、呼吸はありませんでした(
Q:グランドにてAED処置がされていれば、もしくは、
A:AEDについて、
Q:チームはその後、
A:事故後、
和解時に、裁判長が今回の事故の詳細、
Q:在籍されているその他の保護者の方から安全管理に対する声が上が
A:なかったと思います。
息子は大好きなサッカーを指導員の指示に従い一生懸命プレーし事
子どものスポーツ指導を運営する会社は、まず第一に子供達が安全に
私は専門家ではありませんので安全配慮について詳しい事は分かり
Q:再発予防のためには、何が大切だとお父様は考えられますか?
A:
1.指導員による、安全が第一という意識付け
2.指導員全員に対し、子供の心、
3.指導について、全国的に義務付けされたガイドラインの作成、
4.保護者もこのようなことが起きうるということを知り、クラブの運営を見守る
何より悔やまれるのは、その現場でAEDを操作し、もっと早く救急車を呼んでいてくれたら!ということです。
その現場にいた大人達が、「心室細動を起こしているかもしれない!」と気付けば、この9歳の男の子の命を救えたかもしれない!ということ、です。
その現場にAEDがあったのに!
お父様が取材に協力してくださったのは、二度と同じ様なことが起きてはいけない!同じような思いを他の親御さんに味わってほしくない!という強いお気持ちから、です。
そしてスポーツペアレンツジャパンがこのようにスポーツ事故をとりあげるのも、再発予防とスポーツ現場でのすべての大人達の意識改革が目的です。
スポーツで事故は起こります。
皆さんのチームは「安全」ですか?
子ども達の「万が一」における備えは万全ですか?
スポーツ現場での子ども達の命は誰が守りますか?
現場の安全管理の確保はもちろんチーム監督者の責任、そしてそれを管理徹底するのは所属スポーツ団体や協会の責務ですが、それらがきちんと行われているか?を確認できるのは、特にジュニア世代では親しかいないのかもしれません。
トップダウンには限界があります。
声をあげるのには勇気がいります。そして再発予防の訴えと実現には根気が必要です。
ですが、誰かが発信しなければ、誰かが動かなければ、事態は改善しないのです。我々は知らなければいけません。そして起きた事実を検証し、原因を調べ、現場でできる対策を考え、情報をシェアし、再発予防のために行動しなければなりません。
取材にご協力いただいたお父様より。【メッセージを送って下さったみなさまへ】