専門家インタビュー

アスレティックトレーナー 岩崎由純先生 (1)

* 岩崎由純先生ご紹介 *

・日本コアコンディショニング協会 会長
・トレーナーズスクエア株式会社 代表取締役社長
・日本ペップトーク普及協会 会長

 

【資格】

・全米アスレティックトレーナーズ協会 公認アスレティックトレーナー

・日本体育協会公認アスレティックトレーナー

 

【ご経歴】

・スポーツ・フェスティバル(コロラド・スプリングス)(1983年)
・ロサンゼルスオリンピック(メーカー派遣)(1984年)
・オリンピック・センター(コロラド・スプリングス)(1984 - 1985年)
・フィラデルフィア・イーグルス夏合宿参加(1985年夏)
・NECバレーボール部 アスレティックトレーナー(1986年 - )
・全日本ジュニア・バレーボールチーム帯同トレーナー(1989 - 1990年)
・バルセロナオリンピックバレーボール全日本女子帯同トレーナー(1991 - 1992年)

 

【著書、共著、監訳など一部ご紹介】

やる気をなくす悪魔の言葉 VS やる気を起こす魔法の言葉 (中央経済社)

心に響くコミュニケーション ペップトーク (中央経済社)

子どものココロを育てるコミュニケーション術(東邦出版)

図解最先端テーピング術「巻く」ではなく「貼って」効く!(東邦出版)

コアセラピーの理論と実践 (講談社)

ナショナルチームドクター・トレーナーが書いた種目別スポーツ障害の診療 (南江堂)

 

岩崎先生は、これまで日本のスポーツのため、選手のため、現場でのトレーナー活動のみならず、様々な事業、研究開発にも携わってこられました。

先生が中心となって開発、立ち上げられたものに関しては、記事の一番最後(5ページ目)にご紹介します。

 

【ご活動について】

Q:アスレティックトレーナーとしてのご経歴は今年(2013年)で何年になられますか?

A:スチューデント・トレーナーとして活動し始めたのが1978年ですから、何年でしょう・・・かれこれ35年になりますね(笑)。プロとしてお給料をもらうようになったのは、オリンピックトレーニングセンターでの活動から、それが1984年なので、29年です。

 

Q:最近のご活動は、ストレッチポールや「ひめトレ」の普及、コアコンディショニングやケア、テーピング、そしてペップトークの普及・・・と、全国を休みなく飛び回っておられますが、先生のお仕事の割合円グラフをここでご披露いただけますか?

A:今、半分くらいがペップトークの活動ですね。30%くらいがJCCA(日本コアコンディショニング協会)の活動、その他はNECでのトレーナー活動、テーピング講習会や雑誌などでの執筆活動になります。

 

こちらがご記入いただいた円グラフ。

Pep talk の講演で日本国中を飛び回っておられ、本当にお忙しい!

 

 

Q:先生が講演会などでお話しされる対象者の多くは、どのような方々ですか?

A:3年前にスタートしたころは、ポーツ関係が圧倒的に多かったのですが、最近では教育や企業関係が多いですね。ですがどんどん変化しているので、一概には言えないですね。

 

Q:お休みはありますか?(笑)

A:月に2日くらいはありますが、休みがゼロ、という月もあります。

 

Q:仕事に対するモットーや信念を教えてください。

A:プロとして徹する、ということでしょうか。トレーナー活動をしている時は、トレーナーとして、そして講習やセミナーでお話ししている時は、参加されている方々に満足していただけるように徹底して取り組み、ベストを尽くす、ということ。

トレーナーとしてチームに帯同する、もしくはパーソナルで契約する、と決まった場合、24時間、いつ何時選手にどんなことがあるかわからないので、万が一に備えて、私はその間(約20年以上)、お酒を一滴も飲みませんでした。

 

Q:体調管理の秘訣があれば教えてください。先生は病気にかかったりされますか?

A:まず私は病気はしません。というのは冗談ですが、病気にならないように体調管理(食事や睡眠)と、予防を徹底します。

二十数年間のトレーナー生活においても、一回もベンチを空けたことはありませんでしたし、ここ3年間の講演活動でも一日も穴を空けていません。

去年(2012年)は209回講演を行いましたが、1回も穴を空けていません。講演は私の代わりはいないので、私に講演の依頼が来たものに関しては、絶対に穴を空けない、というスタンスでいます。それは当然と言えば当然なのですが・・・。

 

Q:岩崎先生も落ち込んだり、やる気がなくなったり、モチベーションが途切れたりすることはありますか?そこから這い上がるためにどのような努力をされていますか?

A:もちろん、嫌な思いをすることもありますし、落ち込んだりという喜怒哀楽はあります。そして実は私は、誰かに怒られたり、叱られたり、という誹謗中傷には弱いんです。ですが、その原因は自分にあることが多いのですから、自分の中で解決できれば、そのことに対してずっと悩む、ということはないですね。

時間が経てば忘れちゃう!何か克服するために努力をする、ということはありませんね、時間に任せます。

 

【子供の頃】

Q:小学生時代について少しお話を伺わせてください。どんな環境で育てられましたか?ご両親はどのような方でしょう?

A:結構やんちゃでしたね。勉強もスポーツもそれなりにできた方だと思います。

実家は自営業でお店をやっていたので、正月三が日以外は休みはありませんでした。ですから親とどこかに出かけた、ということはほとんどありません。旅行などもなかったですね。

ただ、時間を取って出かけてくれた時の記憶は鮮明です。事細かに覚えていますね。

 

Q:スポーツは何かされていましたか?(小学校~大学)

A:小学校の時は、父親が社会人野球をやっていた関係で、野球をちょっとやっていました。中学校のときも最初は野球部に入ったのですが、ジャンプ力がもの凄くあったので(笑)、バレーボール部に引き抜かれたんです。なので、中1の秋からバレーボール部でした。

ですが、田舎の学校なので、陸上大会などがあると、そちらにも駆り出されてました。なので、バレーボール部に所属しながらも陸上もやっていた感じです。

中学時代から県で優勝などもしていたので、高校からは陸上部に入り、三段跳びの県記録を出したりしました。

大学はトレーナーになりたくて入りましたが、選手の気持ちが分からないトレーナーになっては意味がない、ということで、陸上競技もしていました。

 

Q:岩崎先生ご自身はどんな“親“ですか?育児論があればご披露いただけますか?

A:ペップトークのセミナーでもお伝えしていますが、ドリームサポータ―でありたいと思っています。子供がやりたいといったことに対しては、どんなことでも可能な限り支援する。

自分の子どもが抱える夢に対しては、理解者であり、支援者でありたいと思いますね。

 

育児論についてお話しいただいた様子は動画でも撮影いたしました。

スポーツペアレンツジャパンの動画一覧はコチラです。

 

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