専門家インタビュー

横浜ベースボール整骨院 吉田院長 (4)

 

Q:野球を行っている子供が肩や肘に違和感や痛みを感じたとき、整形外科に行くべきか整骨院に行くべきか、かなり悩まれているようです。またその違いも良く分からない、という方もまだまだ多いです。

先生は初期の診察場所について、どのようなお考えをお持ちですか?保護者でも分かる、指標のようなものはありますか?

A:まずは整形外科です。ただし、「野球障害に詳しい」整形外科医に診ていただけるようにしてください。レントゲンの撮り方にもポイントがあって、一概にただレントゲン上問題がなかった、という肘に関しても、エコーで見ると「なんでこれが写らなかったの?」ということもあります。

野球肘を疑って撮影するのとしないのとでは、写り方に差が出てしまうのです。

 

Q:「野球障害に詳しい」整形外科医の先生は、全国にどれくらいいらっしゃいますか?

A:残念ながらそれほど多くはありません。神奈川県内でも、私が知る限りでは2~3件くらいの病院しかないかもしれません。

 

Q:親は、その医師が「野球障害に詳しい」かどうか、どうやって判断できますか?

A:それは難しいですね。

 

Q:何か指標のようなものが少しでもあれば、親が病院を選ぶ際の判断基準になるのですが・・・。

A:野球肘をこれまでどれくらい診てこられたか、そして実際手術の経験がどれくらいあるか、というのは1つの基準になるかもしれません。

年に1回くらいしか野球肘のオペをしたことがない医師と、月に10件以上のオペをしている医師と、どちらが野球肘に対して詳しいか、というのは明らかです。

 

Q:こちらの横浜ベースボール整骨院の提携病院は、横浜南共済病院と横浜総合病院ですが、やはり野球に関するスポーツ障害において頼れる病院であり、専門の医師がおられる、ということですか?

A:その通りです。

 

Q:野球をする子供をもつ親が、野球障害について身近に相談できる医師がどこに存在するのか、ということを検索できるようなサービスがあれば嬉しいのですが…

A:一般的に良く知られているのは、やはり日本体育協会の「スポーツドクター検索」でしょうか。

また、診察をして、痛みを緩和するもの(服用薬や湿布など)だけを与えられ、その後の復帰プランについて明確に示してくれないところではなく、痛みが出た原因をきちんと調べ、その対策についてのしっかりとした説明があり、そのための復帰トレーニングを指導してくれるスタッフがきちんといる、というところがいいですね。

まだまだ少ないのが現実ですが・・・。

 

Q:こちらの整骨院にも遠方から来られている方も多くおられますか?

A:はい。様々な地域の方々にご来院いただいています。

 

スポーツペアレンツジャパンでも、このスポーツドクター検索とあわせて、アタックネットのスポーツクリニック検索のページをリンクしてあります。宜しかったらご利用ください。

 

スポーツペアレンツジャパン 病院・治療院検索ページ

https://www.sports-parents-japan.com/hospitalsearch/

 

 

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